ラビット3つの特徴と口コミからわかる利用する時のポイント

最近よく見かけるようになった車の形をしたウサギの看板。テレビCMなどでもおなじみの車買取業者ラビットの看板ですが、店舗数がかなり増えているのを感じますよね。実際に利用している人の数も多く、利用者の満足度が高い買取店のひとつとして人気があります。

でも、数ある買取店の中で、なぜそれだけ人気なのかその理由を知りたいですよね。

  • 多くの人がラビットで売っているのはなぜ?
  • 他の買取店とはどう違うの?
  • 利用するメリットやデメリットはどこにあるの?
  • 実際に利用した人の口コミは?

ここではそんな疑問を解決するために、ラビットの特徴や利用するときのポイントを詳しく説明していきます。これから車を売るという人が読むことで、満足できる価格で愛車を手放せるようになります。

ラビット3つの特徴

それではまずラビットの特徴についてご紹介します。ラビットの特徴は3つあります。

ラビット3つの特徴
  1. 日本最大級のオートオークションUSSと連携
  2. 業界3番手の買取数を誇る
  3. 全国に店舗ネットワークがある

それぞれの特徴についてもう少し詳しく説明していきます。

1.日本最大級のオートオークションUSSと連携

通常の買取業者は引き取った車を自社で再販するか、もしくはオートオークションに出品します。自社で再販する業者は、オークション費用を削減できる代わりに在庫リスクを抱えてしまいます。一方のオークションに出品する業者は、在庫リスクがない代わりにオークション手数料を払わなくてはいけません。

いずれも一長一短といったところですが、ラビットはオートオークションを行っているUSSが行っている買取サービスですので、在庫リスクもなく実質的なオークション手数料も発生しません。このため、他社では実現できない価格での買取を実現しています。

2.業界3番手の買取数を誇る

車買取というと、ガリバーやビッグモーターをイメージする人も多いかと思います。実際にその2社が業界の2強という位置づけになっていますが、次の3番手に付けているのがラビットです。ラビットの買取数が多いのは、やはりオートオークションUSSと関係があります。

詳しくは後ほど説明しますが、他社が買取不可とするような車でも値段をつけられる仕組みがあり、どんな車でもどんどん買い取りしています。その結果、買取店の数は決して多くはないものの大手2社に続く買取数を実現しています。

3.全国に店舗ネットワークがある

ラビットは積極的なフランチャイズ展開をして、全国に店舗を増やしています。採算性の悪い店舗の見直しを行ったことで、一時的に店舗数が減りましたが、また勢いを取り戻しつつあります。出張査定にも対応しているため、基本的には全国どこでも車を売ることが可能です。

しかもUSSは全国各地でオークション開催していますので、地域での買取価格差を最小限に抑えることもできます。北海道で売っても東京で売っても、同じ値段をつけてもらえますので、地方だから安値になったというようなことがありません。

ラビットは他の買取店とどう違う?

ここまでの説明でオートオークションUSSのための買取店としてラビットがあるということを、理解してもらえたかと思います。それでは、他の買取店と比べてどのような特徴があるのか見ていきましょう。

ラビットが他の買取店と違う点2つ
  1. ラビットで大きな収益を上げることを考えていない
  2. 徹底したプラス査定を掲げている

この2点が他の買取店との大きな違いです。それぞれの違いを詳しく説明します。

1.ラビットで大きな収益を上げることを考えていない

他の買取店は自社の利益のために買い取りを行っています。ところがラビットはオートオークションで利益をあげるために存在していますので、ここで大きく儲けようとしていません。実際にUSSの中古車自動車糖買取販売の営業利益は、オートオークションでの利益の1%以下でしかありません。

フランチャイズ経営が基本ですので、店舗ごとにそれなりの利益を出す必要がありますが、他の買取店のように会社全体の収益アップを狙うのではなく、オークションのシェア拡大のために、できるだけ多くの車を仕入れることを重視しています。

このように、店舗としての役割が他の業者とは根本的に違うため、他社が買い取りしないような状態の車でも、しっかりと値段をつけてもらえるというわけです。

2.徹底したプラス査定を掲げている

一般的な買取店では基本的な考えとしてマイナス査定を行います。理想の状態の中古車があり、そこから傷やヘコミ、エンジンの状態、タイヤのすり減り具合など、マイナス評価となる部分を減点していきます。ラビットでは減点方式ではなく加点方式で査定を行います。

他の買取店では評価されにくい社外品であったり、カスタムなどもプラス査定にしてもらえますので、オークションで高く売れる車はどんどんと高値がついていきます。減点方式の場合には最終的に0円になることもありますが、加点方式のラビットなら、少しでもいいところを見つけて、買い取りしてもらえます。

ラビットのメリット3つ

それでは次にラビットを使って愛車を売ると、どんなメリットがあるのかをご紹介します。ラビットを利用するメリットは3つあります。

ラビットのメリット3つ
  1. どんな状態の車でも値段がつく
  2. 買い替えでの利用ができる
  3. 満足できる接客を期待できる

すでに簡単に触れたものもありますが、ここではもう少し詳しく説明していきます。

1.どんな状態の車でも値段がつく

ラビットはオートオークションUSSに出品する車を確保するための買取を行っています。できるだけ多くの車を集めることができれば、マーケットシェアの拡大ができますので、多少状態が悪い車でもどんどん買い取りしてシェア拡大につなげようとします。

このため、他社が値段を付けないような傷やヘコミのある車や、過走行車、事故車などでも買い取りしてもらえます。オークションで販売業者が落札しなくても、海外輸出も行っていますし、中古車スクラップも行っていますので、買い手が見つからないリスクもまったくありません。

このため、不人気車であっても相場以上の値段で買い取りしてくれるのが、他社にはない大きなメリットとして挙げられます。

2.買い替えでの利用ができる

オートオークションを持っているということは、欲しい車を探してもらうことができるのもラビットのメリットです。ファミリーカーへの買い替えや、高年式車への乗り換えなどを考えているとき、中古車でもいいのであれば、毎週4万台以上の出品のあるオークションから最適な1台を探してもらえます。

自社買取自社販売のスタイルですと、店頭に並んでいる車や在庫分までくらいがいいところですので、選択肢が限られていますが、ラビットなら選択肢の桁が1つも2つも違います。買取部門ばかり注目されていますが、実はこの販売部門も大きな魅力のひとつです。

3.満足できる接客を期待できる

ラビットは顧客満足度も高い買取店です。最新のオリコン顧客満足度ランキングでは、1位とわずか1.3点差の4位(100点満点中)とかなり高い評価を受けています。担当者の接客態度もよく、安心して利用できる店舗ということで人気があります。

ただし、多くの店舗がフランチャイズということもあり、すべてのお店、すべての担当者が十分な応対ができているわけではなく、接客マナーができていない担当者もいます。それでも利用した人の多くが満足していますので、基本的にはストレスのない売却を期待できます。

ラビットのデメリット2つ

メリットばかり注目されがちですが、利用するときに本当に把握しておかなくてはいけないのがデメリットです。

ラビットのデメリット2つ
  1. 人気車種は思ったよりも高値がつかない
  2. 利用が難しい地域がある

この2点が大きなデメリットになります。それぞれのデメリットを、より具体的に説明していきます。

1.人気車種は思ったよりも高値がつかない

不人気車でも値段をつけてくれる一方で、人気車種の査定額は自社買取自社販売の店舗よりは低くなる傾向にあります。人気の高い車は在庫リスクが低いため、自社で再販する業者は思い切った値段を付けてきます。一方でラビットはオークション価格がベースにあるため、買取価格に上限があります。

無理に高値で買い取りをしても、オークションで値段がつかないと損をするためです。もちろん、自社で再販するという選択肢もありますが、ラビットの店舗は在庫を多く抱えることができない小さなお店ばかりです。このため、どうしても人気車種の取り扱いを苦手としています。

人気が高い車を売るのであれば、自社で再販するタイプの買取店も含めて査定してもらい、高値を付けてくれる方に売却しましょう。

2.利用が難しい地域がある

全国展開し出張査定にも応じてくれるとはいえ、全国に170店舗くらいしかありません。近畿地方は大阪ですら1店舗しかありません。出張査定をしてもらえばいいのですが、わざわざ遠くから来てもらうと、手ぶらで帰らせるのも悪いと思って、満足できない査定額でも売ってしまうというケースもあります。

北海道のように、最寄りの店舗までかなり離れているケースでは、出張査定を断られることも考えられます。いくら高く買い取りしてもらっても、そもそも査定してもらえないのでは意味がありませんよね。全国展開でも全国津々浦々で対応してもらえるわけではないことを頭に入れておきましょう。

ラビットの正しい活用法

ラビットは他の買取店とは立ち位置が違うということもあり、利用が向いているケースとそうでないケースがあります。どのようなケースでの利用が適しているのか、正しい活用方法を見ていきましょう。

ラビットの正しい活用法
  • 他社で値段がつきにくい車を売りたい
  • できるだけストレスなく気持ち良く取引したい

デメリットでもご紹介しましたが、人気車種は高値になりづらい傾向にあり、むしろ二束三文にしかならないような車の売却先として適しています。

ラビットはとにかくたくさんの車を仕入れることを重視していますので、100万円の予算で100万円の車を1台買い取りするよりも10万円の車を10台買い取りしたいわけです。このため、交渉によって高値を引き出すことも簡単ではありません。

もちろん、ラビット自体での利益をそれほど重視していないこともあり、通常の車なら他社よりも高値をつけてもらえますが、交渉によってさらに高くというのは簡単ではありません。それでも人気車種を査定してもらいたいときには、必ず他社にも査定してもらって相見積もりの状態にしましょう。

また、買取価格が相場以上であれば、あとはトラブルなくストレスのない取り引きさえできればいいという人にも向いています。1円でも高く売りたいというのではなく、気持ち良く愛車を買い取りしてもらいたい。そう考えている人はラビットでも査定してもらいましょう。

ラビット利用者の声

ラビットは店舗ごとに担当者の質にばらつきがある

ラビットを利用した人の評価は、「もう使いたくない」というものと「またお願いしたい」というものに分かれます。査定額に関しても、満足できる人もいれば他社のほうがいいというケースもあり、人によって口コミの内容に違いがあります。

このことから考えられるのは、ラビットは店舗ごとに担当者の質が大きく変わるのではないかということです。直営店だけでなく、フランチャイズ店もありますので、十分な社員教育がなされていないのと、会社の方針とフランチャイズの経営方針にずれがあるのかもしれません。

看板とシステムだけを借りている形のフランチャイズですと、社員の教育が十分ではなく、接客態度も良くないというケースが出てくるのでしょう。一方で、直営店で教育が行き届いている場合には、買取価格も接客も満足できるものになっていることが考えられます。

最近は採算性が悪い店舗の見直しも行っていますので、より評価が高い店舗が生き残っていくことが予想されます。これまではとにかく拡大することを重視してきましたが、収益が安定してきたことで質を重視する経営へと移行することが予想されます。

そうなると口コミでも、古い情報はあまり参考になりません。できるだけ直近1年程度の情報を集めて、売却先の候補に入れるかどうかを検討してみましょう。

まとめ

オートオークションのUSS傘下にある車買取店のラビット。他の買取店とは役割が違うということで、利用するときにはきちんとその特徴を把握しておきたいところです。

ここでご紹介した内容を頭に入れておくと満足度の高い取り引きができますが、情報量が多すぎて何が重要なのか把握できていない方もいるかと思います。そこで、最後に復習の意味も込めて、重要なポイントをまとめておきます。

この記事のまとめ
  • オートオークションに出品するために買い取りしている
  • 他社が0円査定にした車でも値段を付けてもらえる
  • 人気車種は他社ほどの値段を付けられないことが多い
  • フランチャイズ店が多く接客マナーが悪い店舗も一部ある
  • 中古車の販売も得意としている

ラビットの役割は、オートオークションUSSに1台でも多くの車を出品することです。このため、とにかく多くの車を買い取りしようとして、不人気車でもきちんと値段を付けて買い取りしてもらえます。その一方で人気車種に対して相場よりもかなり高値を付けるということができません。

このため人気車種を売るのにはあまり適していません。ただし基本的には接客マナーもよく気持ち良く車を売ることができます。フランチャイズ店が多いため教育が行き届かずに、応対が悪い担当者も一部でいますが、利用した多くの人が満足しているレベルにあります。

このため、ストレスなく相場よりも高値で売りたいという人に適しています。さらに、オートオークションを活用した中古車の販売も行っていますので、中古車への買い替えを考えている人にもおすすめしたい買取店です。

ページの先頭へ